帯域制御とは、急激なデータ通信量が発生した場合、特定の基準にもとづきデータ通信速度やデータ転送量をコントロールすることです。弊社の帯域制御は次の2種類があります。
公平制御 |
多数のお客さまが同時に通信を行うことで大量に発生するデータ通信量を制御します。 |
大量データ通信制御 |
ネットワーク帯域を過度に占有しているヘビーユーザの通信速度を制御します。 |
インターネット接続サービス「ZOOT NATIVEサービス」、「ZOOT NEXT/ZOOTサービス」はお客様で設備を共有するベストエフォート型サービスです。
そのため多数のお客さまが同時に通信を行うことでネットワークが混雑する場合や、一部のお客様による大量のデータ通信が設備を占有し、他のお客様の通信速度および通信品質を低下させてしまう場合があります。
弊社が導入している帯域制御は、通信事業関連4団体(日本インターネットプロバイダー協会、電気通信事業者協会、テレコムサービス協会、日本ケーブルテレビ連盟)が定めた「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」の考え方を基準に実施しています。
お客さまの回線を収容する装置における混雑状況を、監視装置が上り方向および下り方向の通信をそれぞれ常時確認し、混雑状態が発生していることを検出した場合に、当該装置において転送量の多いお客さまの通信に対して、上り方向または下り方向の通信に対する通信速度をそれぞれ別々に制御します。この通信速度の制御は収容装置での混雑状態が緩和するまで、その時点において利用転送量が多いお客さまの通信から順に繰り返し実施いたします。
公平制御は、利用者全員のトラフィックを監視し、セッションごとのトラフィック上限を抑えることで、利用者が多い場合はデータ通信速度が低下する場合があります。
これまでの個別のお客様ごとの通信量の履歴より、今後大量の通信の発生が予測される場合、または本サービスの品質が弊社もしくは上位回線業者の定める基準を下回った場合に、 通信品質の維持および改善のため、利用転送量の多いお客さまの回線から順に通信速度を制御します。
Q.4 各サービスの帯域制御実施状況を教えてください |
サービス別帯域制御の実施状況は下記の通りです。
以下のフレッツ対応インターネット接続サービスが対象となります。
帯域制御 |
公平制御 |
大量データ通信制御 |
ZOOT/ZOOT NEXT |
実施(※) |
実施 |
ZOOT NATIVE |
実施 |
実施 |
ZOOT PREMIUM |
実施 |
無し |
※ZOOT/ZOOT NEXTのBフレッツビジネス、光ネクストビジネス、光ネクストプライオ10は大量データ通信制御は行いません。
なお、ZOOT NATIVE、ZOOT PREMIUMはCAF/COP番号ごとに、ZOOT/ZOOT NEXTサービスは接続ユーザ名(ログインID)ごとのデータ送受信が対象となります。
Q.5 複数固定IPアドレスの制御はどうなりますか? |
ZOOT/ZOOT NEXTサービスの複数固定IPアドレスのご利用においても、帯域制御は接続ユーザ名(ログインID)ごとに行います。よって全てのIPアドレスに対して帯域制御がかかります。
Q.6 帯域制御が実施された際、ファイル交換アプリケーションは、使えなくなるのでしょうか? |
アプリケーション規制方式ではありませんので、そのまま使えます。
Q.7 自分が大量データ通信制御状態か知ることはできますか? |
はい。制御状態につきましては
マイメニューにログイン後、コントロールパネル内の現在の「現在のご利用状況」から
制御状態の有無がご確認いただけます。
Q.8 帯域制御を受けました。いつ解除されますか? |
「公平制御」につきましては混雑が緩和され次第解除されます。
「大量データ通信制御」につきましては一定期間毎に見直され解除されます。
なお転送量が多ければ、継続して制御対象となる可能性があります。
施行日
2013年10月31日 ZOOT/ZOOT NEXTサービス 公平制御の導入
2019年10月24日 ZOOT NATIVEサービス 公平制御の導入
2020年11月1日 ZOOT/ZOOT NEXTサービス 大量データ通信制御の導入
2021年1月6日 ZOOT NATIVEサービス 大量データ通信制御の導入