・インターリンクのZOOT/ZOOT NEXTサービスとルーターを使いWebカメラで映像を配信する設定例をご紹介いたします。
[ 利用した機器 ]
ブロードバンドルーター1台(
Web Caster X400V) Webカメラ(
IO-DATA製TSR-MS4R)(
Corega製CG-WLNC11MN)1台 WindowsXPマシン
[ ネットワーク構成 ]・LAN内にWebカメラとWindowsマシンを設置しプライベートIPアドレス(ここでは192.168.0.7~9)を付与します。
[ 設定手順 ]
ブロードバンドルーターの設定1
ルーターに付属されたマニュアルに従い、まずフレッツ接続「ADSL、フレッツ光はPPPoE接続」を行ってください。
通常DHCP機能が有効になっておりますので、無効にしてWindowsマシンのIPアドレスを固定的に設定し、インターネットに接続できることを確認します。

※DHCP機能を無効に(Web Caster X400V)

※IPアドレスを指定して固定に
Webカメラの設定
WebカメラのTCP/IP設定においてIPアドレスを固定的に設定してください。(ここでは192.168.0.7とします)

(IO-DATA製TSR-MS4R)

(Corega製CG-WLNC11MN)
また、Webカメラの機種によっては使用するポートの番号が任意に設定できます。
例えば使用するポート番号を555番と設定した場合、ブラウザーで表示させるには、URLを
http://192.168.0.7:555/ というように指定します(URLの後に:ポート番号を追記する)。
なお、ブラウザーで
http://192.168.0.7/ とURLのみを指定した場合は自動的に80番ポートが使われます。
この場合はカメラ側でポート番号を80番に設定しておく必要があります。
ブロードバンドルーターの設定2
インターネットからLAN内のカメラにアクセスする場合、外部からの(Webカメラで使用するポートでの)アクセス要求をWebカメラに割り当てたIPアドレスに受け渡すよう、ルーターの設定をする必要があります。
ルーターの設定方法は機種ごとに異なりますので、必ずマニュアルを参照してください。
【補足】インターネット上からお客様に付与されているグローバルIPアドレスにアクセスがあると、まずルーターに接続されます。ルーターは自身に設定された情報を元に、そのアクセス要求をLAN内のどのマシンに転送するかを判断します。 |
※ここではブラウザーでのアクセス(80番ポート)があれば、LAN内の192.168.0.7(Webカメラ)に転送するよう、ポートフォワーディングの設定をしています。
このようにしておけば、出先などからお客様に付与されたグローバルIPアドレスにアクセスすると、Webカメラに接続されることになりますので、カメラで映写した画像が表示されます。
※Web Caster X400Vでは「静的NAPT設定」となります(Web Caster X400V)
ブラウザーで表示の確認
設定が完了しましたら、Windowsマシンからブラウザーでhttp://192.168.0.7/と入力して表示できるか確認します。
表示できましたら、次はhttp://付与された固定IPアドレス/で接続されてみてください。
もし、
http://192.168.0.7/が表示できてhttp://付与された固定IPアドレス/が表示されない場合、ルーターの設定に不備がありますので、ポート番号・転送先IPアドレスなどをご確認ください。

(IO-DATA製TSR-MS4R)
以上で設定は完了です。