YAMAHA製NVR510を利用した、IP2とIP4の設定方法を説明いたします。
説明内容は、それぞれ以下のネットワーク構成を前提とします。
IP2の場合
固定IPアドレス |
A.B.C.0
A.B.C.1 (IPマスカレード用) |
LAN側の環境 |
公開サーバーA:192.168.100.201 (IPマスカレード用)
公開サーバーB:192.168.100.200
LAN端末:192.168.100.2 ~ 192.168.100.191 |
利用ルーター |
NVR510 |
IP4の場合
固定IPアドレス |
A.B.C.0
A.B.C.1 (IPマスカレード)
A.B.C.2
A.B.C.3 |
LAN側の環境 |
公開サーバーA:192.168.100.201 (IPマスカレード)
公開サーバーB:192.168.100.200
公開サーバーC:192.168.100.202
公開サーバーD:192.168.100.203
LAN端末:192.168.100.2 ~ 192.168.100.191 |
利用ルーター |
NVR510 |
1.
http://setup.netvolante.jp/(
http://192.168.100.1)にアクセスして「かんたん設定」のプロバイダー接続から、「新規」をクリックします。
2.WANを選択し、「次へ」をクリックします。
3.PPPoE接続が利用可能ですと表示されたら「次へ」をクリックします。
4.PPPoE接続を選択し「次へ」をクリックします。
5.「プロバイダー情報の設定」に接続用ユーザーIDとパスワードを設定し、PPインターフェースのIPアドレス自動取得を選択し「次へ」をクリック。(設定名は任意で入力)
6.DNSサーバーアドレスを指定しない、またはプロバイダーから自動取得を選択し「次へ」をクリック。
7.全てのアプリケーションの利用を許可するを選択し「次へ」をクリックして、設定の確定をクリック。
8.次に、詳細設定からNATを選択し、「設定」をクリックします。
9.下記のように設定します。
変換方法 |
「NAT・IPマスカレード」を選択 |
外側アドレス |
固定IPアドレスの先頭-固定IPアドレスの末尾
例)IP2の場合
A.B.C.0-A.B.C.1
例)IP4の場合
A.B.C.0-A.B.C.3 |
内側アドレス |
自動(auto) |
変換ルールに該当しないパケットの処理 |
破棄する |
次に静的NATの設定を下記のように設定し、「確認」をクリックします。
※IP2の場合
※IP4の場合は下記のように3行設定します。
IP2の場合 |
A.B.C.0⇔192.168.100.200 |
IP4の場合 |
A.B.C.0⇔192.168.100.200
A.B.C.2⇔192.168.100.202
A.B.C.3⇔192.168.100.203 |
※なお、静的IPマスカレードは、A.B.C.1のサーバーで公開するサービスによって適宜変更し、確認をクリックしてください。
以下は、TCPの20番~587番までを開放する設定、DNSサーバーを公開する設定となります。
※1 TCPの20番~587番までを開放する設定
識別番号:1
内側アドレス:192.168.100.201
プロトコル:tcp
ポート番号:20-587
※2 DNSサーバーを公開する設定
識別番号:2
内側アドレス:192.168.100.201
プロトコル:udp
ポート番号:53
10.「設定の確定」をクリックします。
以上で設定完了です。
各サーバーやPCで固定IPアドレスで通信できるかご確認ください。