YAMAHA製RT58iとNVR500を利用した、IP2とIP4の設定方法を説明いたします。
説明内容は、それぞれ以下のネットワーク構成を前提とします。
IP2の場合
固定IPアドレス |
1.2.3.0
1.2.3.1 (IPマスカレード用) |
LAN側の環境 |
公開サーバーA: 192.168.100.201 (IPマスカレード用)
公開サーバーB: 192.168.100.200
LAN端末: 192.168.100.2 ~ 192.168.100.191 |
利用ルーター |
RT58iもしくはNVR500 |
IP4の場合
固定IPアドレス |
1.2.3.0
1.2.3.1 (IPマスカレード)
1.2.3.2
1.2.3.3 |
LAN側の環境 |
公開サーバーA: 192.168.100.201 (IPマスカレード)
公開サーバーB: 192.168.100.200
公開サーバーC: 192.168.100.202
公開サーバーD: 192.168.100.203
LAN端末: 192.168.100.2 ~ 192.168.100.191 |
利用ルーター |
RT58iもしくはNVR500 |
1.
http://setup.netvolante.jp/(
http://192.168.100.1)にアクセスして「かんたん設定ページ」を開きます。
2.「詳細設定と情報」→「基本接続の詳細な設定」からPP[01]の列にある「追加」をクリックします。
3.ネットワーク型接続の「PPPoEを用いる~」にチェックし、「次へ」をクリックします。
RT58iの場合
NVR500の場合
「NAT設定」の項目が表示されない場合、「詳細設定と情報」→「基本接続の詳細な設定」と進んでからプロバイダー情報の設定を行ってください。
トップページの「プロバイダ情報の設定」から設定すると、NAT設定の画面が表示されません。 |
4.「プロバイダの登録」に接続用ユーザーIDとパスワード(設定名は任意で入力)、「NAT設定」は下記のように入力します。
動的アドレス変換(NAT) |
「NATとIPマスカレードを併用する」を選択 |
NAT外側アドレス範囲 |
始点:インターリンクから割り振られた固定IPアドレスの先頭
終点:インターリンクから割り振られた固定IPアドレスの末尾
例)IP4の場合
1.2.3.0←始点
1.2.3.1
1.2.3.2
1.2.3.3←終点 |
NAT内側アドレス範囲 |
すべてのアドレスをNAT変換対象とする |
入力が終わったら「設定の確認」をクリックします。
5.トップから「詳細設定と情報」の画面にある「コマンド実行」項目にある実行をクリックします。
6.下記のようにコマンドを入力して、「設定の確認」をクリックします。
pp select 1 no ip pp secure filter in nat descriptor masquerade static 1000 200 192.168.100.201 tcp 20-587 |
※1.2.3.1のサーバーで公開するサービスによって適宜変更してください。tcp 20-587はTCPの20番~587番までを開放する設定です。
また、DNSサーバーを公開する場合、192.168.100.201 udp 53 という記述が必要です
※1.2.3.1のサーバーで公開するサービスによって適宜変更してください。tcp 20-587はTCPの20番~587番までを開放する設定です。
また、DNSサーバーを公開する場合、192.168.100.201 udp 53 という記述が必要です
7.次にトップに戻り、 [詳細設定と情報] → [基本接続の詳細な設定] の「登録の修正」項目の設定をクリックします。
8.画面下にある「静的NAT関連」の「追加」をクリックします。
9.固定IPアドレスとLAN内のプライベートIPアドレスを表のように対比させ設定します。
IP2の場合 |
1.2.3.0⇔192.168.100.200 |
IP4の場合 |
1.2.3.0⇔192.168.100.200
1.2.3.2⇔192.168.100.202
1.2.3.3⇔192.168.100.203 |
10.添付のようにエントリされているのを確認します。(IP2の場合は1列、IP4の場合は3列になります)
以上で設定完了です。
各サーバーやPCで固定IPアドレスで通信できるかご確認ください。
設定の確認は、[トップ] > [詳細設定と情報] > [本機の全設定(config)のレポート作成] からできます。